初めての育児から約1年経ちました。
これから1人目の赤ちゃんが生まれる方、特にパパになる方に。
僕の体験が少しでも参考になればなと思い、当時の心境や気づきを書いていきたいと思います。
今日は、タイトルの通り「育児の効率化」についてです。
ちなみに僕は、平日の日中は奥さんに育児をお任せしています。
本格的に育児に参加をしたのは割と経ってからです。
それまでは正直、育児というものを軽く考えていていました。
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これは生後3か月頃になります。
当時の僕は「仕事を効率的にこなすように、育児も効率的にやればそんな大変ではないだろう」と考えていました。
この考え方は、男性には少なからずあるんじゃないかと思います。
自分でも、作業を効率化することが得意な方だという自覚がありました。
「育児をべてタスク化・1日スケジューリングして無駄のないようにすれば良いじゃん。」
こんな感じで普段の仕事と同じように考えていたのです。
もちろん、奥さんの負担を少しでも軽減したいという思いもあって。
ただ、これが大きな勘違いでした・・・。
なんとなーく想像はしていたけど、赤ちゃんのお世話はやることがたくさんあります。
- オムツ替え
- 授乳やミルク
- 遊び
- 離乳食
- お風呂
- スキンケア
- 耳掃除
- 着替え
- 歯磨き
- 爪切り
- 寝かしつけ
- 夜間授乳やミルク
- 予防接種やお薬
そこに掃除・洗濯・食事といった家事と、調べ物や買い物。
保育園が始まったら朝の準備と送迎・お迎えと1日中大量のタスクに追われる日々。
実際に育児に参加してみると、何もかもがスムーズにこなせませんでした!
例えば、おしっこのオムツ替えをする時は、
- 服を脱がす
- オムツを脱がす
- 替えのオムツを履かせる
- 服を着せる
- オムツを捨てる
普通はこのようなステップで終了です。
が!!!
こうなることもあります。
- 服を脱がす
- オムツを脱がす
- おしっこ噴射される
- 服とシーツがびしょ濡れ
- 体をキレイに拭く
- 替えのオムツを履かせる
- オムツを捨てる
- 洗濯カゴに濡れた服とシーツをいれる
- 着替えを持ってくる
- 服を着せる
- このタイミングでうんこされる
- またズボンを脱がす
- オムツを脱がす
- おしりを拭く
- 替えのオムツを履かせる
- ズボンを履かせる
- オムツを捨てる
- ミルクを吐かれる
- また服を脱がす
- 着替えを持ってくる
- 以下省略
というように「オムツを替える」という1つのタスクをこなすのに10分以上かかってしまうことも。
うまくいけば一瞬で終わりますが、運が悪ければドツボにはまっていきます。
このような予測不能なことが積み重なると、次に控えているタスクがどんどん先延ばしになると同時に、想定していないタスクが新たに増えていきます。
これは運要素が強くて効率化は無理だ・・・。
しかも、赤ちゃんはあっという間に成長すると同時に、日々生活リズムや癖みたいなものが少しずつ変化します。
先週は立ち抱っこで寝たのに、今週は全然寝てくれない。
というように毎回新しい課題を解決しなければならないような状況が山ほどあります。
その都度悩まされて「もうどうすれば・・・」といったことが何度も何度もありました。
今となっては慣れましたが、人生初めての育児でこっちとしてもすべてが初体験。
そもそも正解がわからないので、何をやるにも不安になりながらの作業で、霧の中を進んでいるような感覚です。
「泣いている理由が全然わからない・・・」
「もうどうやったら寝てくれるんだ・・・」
「よく見ると目にゴミが入ってるけど、これ大丈夫?」
「顔引っかいて傷になってる・・・」
「え、突然吐いたんだけどっ!」
「へそってこんなにでてるもんなの?」
「また着替え洗濯しないと・・・」
「うんこの色が緑だけど大丈夫!!??」
「あれ、もう夕方だ・・・」
「お風呂のお湯熱くないかな?」
「汗疹できてる・・・」
「何も食べてくれない・・・」
「おしっこ漏れてる・・・」
「家の中に蚊が!刺されたらやばい!」
「え、熱高くね??」
と、何かある度にテンパりながら四苦八苦していました。。
自分の食事もままならず、左腕で赤ちゃんを抱っこしながら右手で食事をかきこむように食べることも良くありますし、トイレに行くことすらも躊躇してしまいます。
特にキツイと感じるのは、なにをするにも「良し、出来た!」という達成感が無いことです・・・。
ストレスも徐々に溜まって、こんな生活がずっと続くのかと考えると憂鬱な気分になることもあります。
さらには夜の寝かしつけと夜泣きの対応で、特に奥さんは夜間授乳で常に睡眠不足という超バッドコンディション。
自分も寝不足の中で「効率的に」と考えながらやろうとすると、うまくいかない時についイラっとしてしまいます。
その度に自己嫌悪になったり、口論になることもしばしば・・・。
育児と仕事はまったくの別物でした。
とは言え、ある程度の効率化は大事です。
やるべきことを放置しておくと、ぷよぷよみたいにタスクが積み重なって「GAME OVER」になりかねません。
ただ効率化できる限界ってゆうのが、自分が想像していたよりも低いところにあるなと思いました。
それからは、育児に対して効率化を求めすぎないようにしようと、考えがガラッと変わりました。
こうやって悩んだりテンパったりしながら過ごすことも貴重な体験であり、大事な思い出です。
サクっとそつなくこなそうなんてせずに、苦痛もじっくり噛み締めようではないかと悟りました。
とまぁ、色々とネガティブなことも書いてしまいましたが、、、このような生活の中にも救いはあります。
やはり我が子は圧倒的に可愛いということです。
ふとした仕草や、ほげーっとした寝顔を見るだけで、疲れをすべて吹っ飛ばしてくれます。
特に笑顔が作れるようになった頃からは可愛さが倍増しますし、簡単な意思疎通ができてくると楽しみも増えます。
このような尊い瞬間があるから、世の中の育児をしている皆さんも頑張って続けていけるのだと思います。
僕のように、男性は実際に体験しなければ育児の大変さが分かりません・・・。
何が大変なのか?最初から積極的に育児参加して、本質的に理解することが大事だと思います。
失敗してもめげずに何度もトライアンドエラーです。
もう効率化とかいいや。
以上、僕が育児を効率化しようとして上手くいかなかった体験談と気づきでした。
では、この辺で。
明日も頑張りましょう!